Kaoru Ogura × Miku Tsuchiya exhibition


Kaoru Ogura × Miku Tsuchiya exhibition

2023. 10/20(金)ー10/29(日)

open 13:00ー19:00

close 10/24(火)・25(水)


小倉薫__陶 

土屋未久__絵 


それは、どこか懐かしいような、ずっと眺めていたいと思う光景。

二人の作品を並べているとき、不意に...いつかの時代の、遠い国からやってきたものたちを眺めているような、不思議な気持ちになった。


共通項があるとすれば、二人とも、表現するということに対して、捉われない自由な心を持っている作家であるということ。

作品の素材やジャンルも、表現の仕方についても、境界を軽々としなやかに越えていく。


小倉薫さんの陶の作品たちは、一見、違うシリーズのようにも見える。

土を練り、捏ねて形つくる日々の中で、日記を綴るように手を動かし、実験と試作とを繰り返しながら焼き上げていく陶のオブジェ。

1つ1つの作品を繋いでいるのは、彼女の好奇心と探究心。

彼女の作品は立ち止まらずに、いつもゆるやかに、そして愉しそうに変化していく。


土屋未久さんが絵を通して表現するのは、自分自身も辿り着いたことのない場に着地し、またその場へ他者を連れていくこと。ズレや違和感を感じる画面について考え楽しむこと。

彩度の低い、独特の淡い色合いと、具象のような抽象のような、その狭間を行き来する絵。

絵に向かい合ったとき、現実の時間軸も少しずつ曖昧になり、ゆったりと漂うような気持ちになる。さわさわと心地良く、心の中を掻き立てられる。



陶。木。紙。平面。立体。

さまざまな素材と形で表現される、彼女たちの見ている世界。

もちろん、その空間を眺め楽しむだけでも。

お気に入りが見つかれば、日常の仲間入りにしても。

自由なかたちで、この場を楽しんでいただけたら。

お待ちしております。


tonari

外畑有満子



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小倉薫 Kaoru Ogura

造形作家

土を練り、捏ねて形づくる日々、日記を綴るように手を動かし、

実験と試作を繰り返しながら焼き上げていく陶のオブジェ。

緩やかに変化する作品を愉しみながら制作しています。



土屋未久 Miku Tsuchiya

画家・イラストレーター

人や馬、木々や植物が繰り返しモチーフとして描かれる。

それらのモチーフを頭の中で粘土のように捏ねたオブジェのような存在として描く。

オブジェたちを画面に配置し、平面の空間をつくることは、生活する中で望む願いや

想いを投影し、恐怖や悲しみを和らげる行為かもしれない。


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◉ tonariのおいしいもの

粉灯__焼菓子

期間中のお楽しみ、焼菓子いろいろ届きます。


食べることのそばには 季節を感じていたい

くちの中で踊り出す食べ心地を楽しみたい

素材の組み合わせで ほんのすこし驚かせたい